CATEGORY: 新劇場版

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2015

第20回アニメーション神戸賞 作品賞受賞!


神戸市では、アニメーションを中心としたコンテンツ関連の人材発掘・育成とコンテンツ関連産業の振興・集積を図るため、平成8年度から「アニメーション神戸」が開催されており、今回で20回目を迎えます。

この度、世界的に評価が高い国内の商用アニメーションについて、優れた作品やクリエイター、
また長年にわたってアニメーション業界に貢献した方などを表彰する「アニメーション神戸賞」の作品賞を『攻殻機動隊 新劇場版』が受賞いたしました!


受賞理由 
審査委員  神戸市デザイン都市推進部/志水 達也

アニメーション神戸賞は今回で20回目をむかえ、攻殻機動隊の作品をはじめ、
これまで様々なアニメーションを表彰してきましたが、
本作品においては神戸市役所内でのバーチャルな公安9課の設立やWEBコンテンツの作成など、
神戸との連携によって多様なプロモーションが展開されており、
震災後、神戸の地からアニメーション文化を発信することを目指して始まったアニメーション神戸の目的をまさに遂行する、アニメーション神戸賞としてふさわしい作品といえると考えます。
公安9課が結束していく姿やかっこいいアクションをわくわくしながら見させていただきました。
今後も、このようなすばらしい作品が神戸で展開されることを期待したいと思います。

総評
審査委員長  「アニメージュ」統括編集長/松下 俊也

2006年に震災復興を掲げてスタートしたアニメーション神戸も、今年で第20回。
この記念すべき年を飾るのにふさわしい授賞ラインナップを選ぶことができたと、審査委員一同、自負しております。
この20年の間に、アニメーションを取り巻く環境もずいぶん変わりました。
ただ、それは「変化」というより「成熟」と呼ぶほうがしっくりくるような気がします。
第1回の作品賞(劇場部門)が『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』で、
今回の作品賞が『攻殻機動隊 新劇場版』なのが、それを象徴しています。
ソフトの主流はDVDからBlu-rayになり、タブレットやスマートフォンでアニメを視聴するユーザーも増えました。
彼らはテレビ放送以外に配信サービスを活用しています。
この成熟期を超えたとき、果たしてアニメーション業界がどうなっているのか。
その新時代にアニメーション神戸が担うべき役割は、きっとこれまでとは違ったものになっているでしょう。

ほかの受賞作
作品賞
SHIROBAKO
特別賞
安彦和良


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2015

『攻殻機動隊 新劇場版』
“最高の部品<パーツ>たち”が秘話を明かした生コメ上映会 公式レポート

10月23日(金)、TOHOシネマズ日本橋にて「攻殻機動隊 新劇場版」生コメンタリー付き上映会が開催された。10月28日にBlu-ray&DVDが発売されるその直前のスペシャルイベントだ。
登場したのは、総監督でキャラクターデザインの黄瀬和哉さん、監督の野村和也さん、スーパーバイザーを務める藤咲淳一さん、製作総指揮の石川光久Production I.G社長。久しぶりに全編を通して観る機会になると4人は挨拶し、上映がスタート。“最高の部品<パーツ>たち”がそれぞれの果たした仕事を明かしてくれた。

目の前で展開していく「新劇場版」の映像を観ながら、4人は映し出されるディテールやそのカットの狙いを、反射的にテンポよく話す。そうかと思えば、ストーリー構築時の記憶を振り返りながら、作品全体のコンセプトを大きく俯瞰的に語った。ミクロにもマクロにも焦点を変えながら、ざっくばらんに飛び出すここだけのウラ話は、スクリーンに熱視線を送りながらも耳をそばだてるファンを満足させたはずだ。

攻殻機動隊の結成前夜“はじまりの物語”を描いた「攻殻機動隊ARISE」の最終ストーリーである本作。中盤で主人公・草薙素子が仲間に呼ばれ直接会って話すシーンでは、「若さ故の人間味がまだあってもいいのでは」(黄瀬)と、表情を付けるかどうかの葛藤があったという話もこぼれた。事件の核心に向け論じ合う中で素子がサンドイッチを口にするのだが、野村さんの当初のイメージでは抑えた表情だったとのこと。ところが黄瀬さんの少し崩して描いた絵を見て、思いのほか合点がいったため、結果大きく口を開けて食べる完成カットになったようだ。黄瀬さんは「崩しているというよりは出してない感情まで余分に顔に出てもいいと思った。感情の方が強い…その方が素子らしいのかな、この頃は」と、線を走らせた感覚を言葉にした。
同時に、サンドイッチの価格についても言及。包装に記された「¥800」という価格の根拠に現場のスタッフから質問があったとのこと。これには「一度大きな戦争があってデフレで下がって、その後もいろいろあったのだろうと設定した。ちょっと高いのは『FOR CYBORG』なんで」と藤咲さん笑い交じりに応えた。

特に、ソフトに収録のオーディオコメンタリーには参加できなかった野村さんが、「イノセンス」への思い入れや「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」へつながるラストへの構成や演出まで全編に渡って話し続けるなど、ファンにとっては「新劇場版」を一層深く読み解く貴重な夜になったはず。
  1. 黄瀬「今日は長い時間、一緒に観てくださいましてありがとうございます。観ながら自分がやった事を思い出していました(笑)。ソフトに収録されているオーディオコメンタリーには、僕とパートの演出をした3人と撮影監督で話しています。よろしければ是非、聞いてください」
  2. 野村「久々に観て、改めて苦労したなと(笑)。本当に大変だったなと、しみじみ思い返しました。とても貴重な経験をさせてもらったので、自分の糧にして、これからもますます頑張りたいなと思います。きょう来ていただいたお客様も、これまで劇場に足を運んでいただいたお客様も、本当にありがたいと改めて感じています。皆さんの反応でずいぶん救われたこともありました。とても感謝しております。発売されるBlu-ray&DVDも是非手に取ってください」
  3. 藤咲「舞台版や漫画連載の脚本も書かせてもらって、この中では唯一、現在も『攻殻機動隊』に関わっている身です。同じ作品なので当然ですが、重なる要素もあるなと感じて観ていました。作品の魅力を他メディアに移行できているなと確認できました」
  4. 石川「『新劇場版』を作るという山登りは、今回僕だけじゃなくスタッフも非常に苦しかったと思うんです。なかなか頂上が見えなかったんですよ。でもそういう中で『新劇場版』が終わってようやく、次の目標が間違いなく見えてきたんですね。このあたりを、また皆さんにお披露目できればという願いを含めて、このBlu-ray&DVDで楽しんでいただければと思います」

ライブ感あふれるメイキングエピソードで脳を刺激され、驚いたり感服したり、時折笑いも起こった「攻殻機動隊 新劇場版」生コメンタリー付き上映会。
「攻殻機動隊」25周年の節目に、シリーズの今後へも期待がふくらむ発言も飛び出し、イベントは締めくくられた。

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1028
2015

Yahoo!検索きせかえテーマに「攻殻機動隊 新劇場版」が登場!

スマートフォンでYahoo! JAPANにアクセスし、
「攻殻機動隊」と検索すると
検索結果が攻殻機動隊デザインに着せ変わります!!

http://search.yahoo.co.jp/search?p=攻殻機動隊&ei=UTF-8&rkf=1

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1023
2015

電脳アニメ余話~攻殻新劇編~ 第6回(最終回)配信

アニメライターの藤津亮太と女優の加藤夏希が「攻殻機動隊 新劇場版」を分かりやすく解説。

ためになるショートコンテンツ「電脳アニメ余話~攻殻新劇編~」当企画もついに最終回!!
【全6回】

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1016
2015

電脳アニメ余話~攻殻新劇編~ 第5回配信

アニメライターの藤津亮太と女優の加藤夏希が「攻殻機動隊 新劇場版」を分かりやすく解説。

ためになるショートコンテンツ「電脳アニメ余話~攻殻新劇編~」第5回が配信開始!!
【全6回】

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